2009年05月21日
季節を食す・・・初夏
写真は・・・
海のパイナップルとも呼ばれている ほやです。
夏の味覚といえば、我が家では
・・・三陸沿岸を中心に食べられているホヤを思い浮かべます。
グリコーゲンがたっぷり。
漢字で「保夜」と書くくらい、精がつくとか。
『ホヤ・ 海鞘』について調べると、
原索動物門尾索(びさく)綱海鞘(かいしょう)亜綱に属する海産動物の総称、とのこと。
不思議な形で、皮を外した中身はきれいなオレンジ色をしているが、
独特な香りと食感から、あまり馴染まれない食材かもしれません。
ホヤは3~4月頃から太り始め、
6~7月には甘みと旨みが増して、最も食べ頃となります。
藤の花が満開になる頃が旬で1番美味しい時期と言われています。
さて・・・これを我が家ではどう食べるのか!
いたってシンプルに お刺身 なのですが
ほや自体のもつ 汁? に浸けていただきます。
では・・・どんな風に調理されるのか ご覧くださいね。
あまりに簡単で びっくりかもしれません。
*まずは・・・ほやをよく 水洗いします。
*つぎに 2つある 突起物を観察します。
よく見ると 一つは プラス+ もうひとつはマイナス - に見えますね?
この2つで ほやは栄養を取り込み 排泄しているのです。
ちなみに・・・ホヤの+(プラス)は入水孔で、海水と餌料を取り入れます。
-(マイナス)は出水孔で、海水、排泄物、卵や精子を排出します。
*プラス+の突起を 切り落とします。
勢いよく 水が出てくるので これを捨てずにとっておきます。
この水が 調理するときに いい味がでます。
マイナスを 切り落としてしまうと・・・・・
ほやの中身(内容物?排泄物?)が出てくるのでお間違えのないように。。。
*さきほど切り落とした"+(プラス)"の突起物があったあたりから、
外皮に包丁を入れ、根元に向けて縦に切ります。
*殻と身の間に指を入れ、ゆっくりと、穴をあけないように身をひっぱり出します。
つるん!と中身がきれいに出てきます。
*これを半分に切ると 内臓?部分が見えます。
身の内部には黒い管のようなものが入っています。
これを根元の方からしぼり出し、取り除きます。
(この部分は食べられません。この部分が入っていない場合もあります。)
*きれいに水洗いします。
それを食べやすい大きさに切り分け終了です。
我が家では・・・
先ほどとっておいた ほやから出た水 に 切ったものをいれ
青しその千切りをまぜていただきます。
海の香りのする1品となります。
わさびとおしょうゆ、 また 塩でいただく方もいらっしゃるようです。
ぜひ・・・お試しください^^
ホヤは海中の新鮮なプランクトンなどを食べて成長します。
自然に育てられたホヤにはグリコーゲン・タウリン・鉄分などの成分が豊富に含まれています。
とくに夏のホヤは冬に比べてグリコーゲンの量が約7.6倍も多く、
滋養強壮、美容にとても良い食品です。
ホヤには、甘み・旨みのもとであるグリコーゲンがカキの2倍も含まれており、
鉄分も豊富に含まれています。
鉄分の量は実に、1日必要摂取量の3分の1もあるんですって!
また最近の研究でホヤのグリコーゲンが「がんを抑制する」ことが分かったそうです。
ホヤは火を通すことで抗酸化力が増し、肝臓を丈夫にするということなので
いつもは生で お刺身でいただくことがおおいのですが
これから手に入りやすくなってきたらぜひお吸い物にでもしようかと思います。
その場合も あのほやから出た水にお水をたして 塩で味付けという
シンプルなものですが、 これにも仕上がりにしその千切りを加えることで
かなり 上品な一品になるのです。
これからどんどん 出荷されるほやですが
ぜひ、こんなものもお試しになってください^^
Posted by Stacie at 23:29│Comments(2)
│Food
この記事へのコメント
こんにちは!
ほや、こんな風になっているんですね。
初めて知りました。
ありがとうございます♪
お魚屋さんで見つけたら、
ぜひトライしたいと思います☆
ほや、こんな風になっているんですね。
初めて知りました。
ありがとうございます♪
お魚屋さんで見つけたら、
ぜひトライしたいと思います☆
Posted by みやちゃん at 2009年05月22日 13:39
ほや。
ずいぶん昔の事を思い出しました。
盛岡に行った時、駅の地下街で盛岡名物と書いてある
お店でこの代物を始めて見ました。見た目には気持ちの
悪い姿で、聞くところによると大変美味だそうです。
でもあまりに醜い姿で、とうとう口にしませんでした。
それ以来こちらでも何回かは見受けましたが、どうも
手が出ませんね。写真で料理されたものを見る限りでは
美味しそうに見えますね。いや美味しいんですよね。
実物を知らなければ、食べたかも・・・・・・・・・・。
ずいぶん昔の事を思い出しました。
盛岡に行った時、駅の地下街で盛岡名物と書いてある
お店でこの代物を始めて見ました。見た目には気持ちの
悪い姿で、聞くところによると大変美味だそうです。
でもあまりに醜い姿で、とうとう口にしませんでした。
それ以来こちらでも何回かは見受けましたが、どうも
手が出ませんね。写真で料理されたものを見る限りでは
美味しそうに見えますね。いや美味しいんですよね。
実物を知らなければ、食べたかも・・・・・・・・・・。
Posted by なっちゃん at 2009年05月22日 18:19